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5つのシステムを厳選!ファイル共有システムのスペック比較

社内での情報共有や、資料を持ち出さずに社外で仕事が行うことを可能にするファイル共有システム。

クラウドサービスの1つとして提供され、パソコンからはもちろんタブレットやスマホからでもアクセスできるようになり、外出先などで簡単にチェック可能です。

今回は複数のファイル共有システムのスペックを比較し、どの部分がそれぞれ優れているのかをご紹介いたします。

比較する5つのファイル共有システムと比較項目

今回比較をするのは5つのファイル共有システムで、Dropbox、GSuite、OneDrive、どこでもキャビネット、DirectCloud-BOXです。比較項目は、ストレージ、利用可能なユーザー数、費用、そしてプラスアルファの要素となります。

1.ストレージ

Dropbox
一番下のStandard、2番目のAdvanced、一番上のEnterprise、それぞれ3TBの容量が確保され、Advancedから容量の追加が行えます。

G Suite
Basicでは30GBのクラウドストレージ、BusinessとEnterpriseは5ユーザー未満であればユーザー1人当たり上限1TB、それ以上のユーザーの場合にはクラウドストレージは無制限です。

OneDrive
一番下のPlan1では1人当たり1TB、Plan2からはストレージが容量無制限になり、大量のデータを保管できます。

どこでもキャビネット
ストレージの容量でコースが分かれており、50GB、100GB、1TB、200GB以上のセキュア版があります。

Direct Cloud-BOX
スタンダードではストレージ容量が300GB、ビジネスでは2TBまでが上限となっています。足りない場合には追加もでき、その場合は100GBごとに追加が行えます。

2.ユーザー数

Dropbox
最少3人から始めることができるものの、特に人数の制限はなく、Standardであれば3テラバイトの範囲内で何人でも共有できます。

G Suite
ユーザー数は何人からでも使用できますが、クラウドストレージの関係上、5人以上からの使用が効率的です。

OneDrive
ファイル共有は基本的に何人でも行えるようになっており、ファイルごとに表示や編集ができるユーザーを設定できるので、特定のファイルだけで限られた人だけに公開することも可能。

どこでもキャビネット
50GBの場合、ユーザー数は10人、100GBは50人以上、1TBは1000人以上、セキュア版は200人以上のユーザーが使用できます。

DirectCloud-BOX
何人でも利用可能なのがポイントで、顧客や取引先などゲストを無制限に招待できる一方、チーム単位での共有やアクセス権の管理などでコントロールが行えます。

3.費用

Dropbox
Standardは1ユーザーあたり月額1500円、Advancedは1ユーザーあたり月額2400円で、Enterpriseはカスタマイズが可能な分、値段は状況次第で変わります。

G Suite
Basicは1ユーザー当たり月額680円、Businessは月額1360円、Enterpriseは月額3000円に設定されています。

OneDrive
Plan1が1ユーザー当たり月額540円、Plan2では月額1090円、Premiumでは月額1360円で使用できます。

どこでもキャビネット
他のファイル共有サービスと違い、1ユーザーあたりではないのがポイント。50GBでは10ユーザーで月額3000円、100GBでは50ユーザーで月額5000円、1TBでは1000ユーザーで月額5万円、セキュア版は200ユーザーで月額1万円の設定となり、容量やユーザーを追加する際に別途費用がかかります。

DirectCloud-BOX
どこでもキャビネット同様、こちらも1ユーザーあたりの値段設定ではありません。スタンダードでは月額3万円、ビジネスでは月額9万円が必要。ただ何人が利用しても同じ値段なので、大勢が利用する場合にはかなりお得です。

4.プラスアルファの要素

Dropbox
Standardでも安全な共有や暗号化、アップデートする前のファイルや削除したファイルの復元などが可能であり、Standardでも十分お得です。

Advancedでは管理者側でデバイスを承認すること、閲覧者の履歴、複数の管理者をあてがい、それぞれに権限を与えること、管理者がメンバーのアカウントにログインできることなどが行えます。

G Suite
会社名が入ったビジネス用のGmailアドレスが手にできる他、ビデオ会議や共有カレンダー、Googleドライブで使用できるドキュメントやスプレッドシートが使えます。

Businessでは主にセキュリティ面で強化され、メールの保管期間などを設定できます。

OneDrive
職場でOfficeを使用し、Onedriveに対応をしていれば、デスクトップアプリからでもアクセスが可能になり、連携させられます。普通にOfficeを使って仕事をしている人も勝手にクラウドへ飛ばすことができるので、非常に便利です。

Premiumのみの特典はOfficeのアプリケーションが利用できる点。WordやExcel、PowerPointなどの機能が含まれているので、デバイスにこれらのアプリケーションがない人も自由に利用できます。

どこでもキャビネット
名刺を管理する機能が搭載されているため、外出先から名刺の情報を確認可能です。またファイルを送受信する際にはIDを持っていない人とも送受信が行え、暗号化やセキュリティ対策を施してあるため、漏えいなどが起こりにくいのがポイントです。

DirectCloud-BOX
全体的に管理者の権限が強く、IPアドレスでの制限やユーザーやグループ別の機能制限、容量制限や自動削除などのフォルダプロパティ機能があります。

まとめ

今回はビジネスの場で使えるファイル共有サービスをご紹介しました。個人で使用する場合などはこれに限りません。少人数で利用する場合と将来的に大人数で利用することになる場合、それぞれで適したファイル共有サービスがあるため、値段やストレージなどを比較し、管理の簡単さなどを踏まえて選択していきましょう。