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法人を作って1週間。よちよち歩きの社長は「生きる」ことに飢えていた。

以前執筆した、「法人を作って1日目、よちよち歩きの社長が感じている、起業のリアル。」では、会社が登記されSENA株式会社代表取締役を名乗れることになり、不安とワクワクでいっぱいのリアルな心境を綴らせていただきました。

会社を作って、1週間。今感じているのは「生きる」ことへの飢え。何でだろうと考えていながら、地元の友達と話すと友達も同じことを思っていたらしい。もしかしたらこう考えているのは私だけじゃないのかも、と思い記事にしてました。

「生きる」ことにまつわる過去と現在

人生において本気で熱中したこと

皆さんには人生において本気で熱中したことってありますか?私が自分の人生を振り返って“本気”だった時期を振り返ると、小学校まで遡らなくてはいけません。

小学生だった私は、少年野球チームに入ってプロ野球選手になることを夢見て毎日練習をしていました。

ボールが見えなくなる時間まで壁に向かってボールを投げ続け、父にサポートしてもらって家の車庫でバッティング練習をした日々が懐かしく感じます。

6年生の時にはキャプテンを務め、小学校生活最後の大会を優勝で飾った時の興奮は今のことのように思い出すことが出来ます。

それから、中学校に入って野球ではなくバスケをはじめ、高校、大学に進み、社会人に。会社を作った今も、“本気”と問われるとその頃を思い出すのです。

あの頃の僕は確かに「生きて」いた。ただ白球を追いかけ何も考えずに走り続けていた、今は果たしてどうか、それはわからないというのが正直なところです。

「本気」を辞書で調べると“冗談や遊びでない、本当の気持ち。真剣な気持ち。また、そのような気持ちであるさま。”とある。これに即して考えれば私は“本気”に当てはまりますが、中々ピンとこないなぁ。

友達が語ったホンネ

こんなことを考えたのは、つい最近地元の友達と人生について語り合ったからです。彼は、小学校の時に同じ野球チームで一緒に何年もプレーしており、頭の良かった友人は進学校に進み、現在は建築事務所の会社員として働いています。

小学校の同窓会を行う発起人になった友人は、私を幹事に指名したため、二人で話す機会が会った訳ですが、「お前ってなんか生きてるよな」友人は私に向かってそういいます。

友人は僕が転職を繰り返したことも、離婚をしたことも全て知っているのでずーっと落ち着かない私をよく知っています。

「友達と将来的に独立しようっていう話はしているけど、じゃあ今やれるかっていう怖くてできないもん。もちろん大変なことも沢山経験してるだろうけど、それを語れるんだもんね。俺は語れない。

俺は人生の中であの時本気を出せなかったなぁと思う時がある。俺はもっとやれるはずなのに、自分はこんなもんじゃないって思いながらずっと過ごしてきた。

でも、今は正直諦めていて、こんなもんでずるずる生きるのかなって思ってるんだよね。」

僕は痛いくらいその気持ちが分かります。私もずっと“俺はこんなもんじゃない、自分には可能性がある、特別な才能がある”そう思い続けながら、ずっとモヤモヤし続けて生きてきたからです。

心の奥底から生きたいと思っているのに、必死に生きてこなかった自分を見るのはものすごくしんどい。

でも、本当はそんな自分にずっと前から気付いている。実はそんな風に考えている人ってとっても多いんじゃないんでしょうか。

「生きる」ことへの飢えが自分を行動させる

本気にまつわる名言を調べてみると、こんな言葉がありました。

”他人の気持ちに耳を傾けないことだ。あなたはあなた自身の人生を生き、自分自身の期待に応えるべきである-タイガー・ウッズ“

これはとってもしっくりきます。俺はこんなもんじゃない、という言葉は”自分自身に期待している“ということ。私が今、「生きる」ことに飢えているのは、自分自身の期待に誰よりも自分が応えたいからなんだと腑に落ちました。

ほとんどの方が、自分の理想する状態と現状に大きなギャップを感じていると思います。

だからこそ、そのギャップに苦しんだり悩むんですよね。でも、そのギャップを埋めようとしない自分に見て見ぬふりをするのはもっとしんどい。私は「生きたい」。だから会社を作ったという側面は間違いなくあるでしょう。

今こうして記事を書いているのも、当然誰かの役に立ちたい、いい情報を届けないと思いながら”生“を感じたくて書いているんだと思います。

人間はいつまでも経っても欲の塊なんだなぁと思いながら、今の自分は前の自分よりもちょっとだけ好きです。その繰り返しが、自分の人生を豊かにさせていくのだろうと信じ、今日も私は生きています。

まとめ

私はこの記事を書いた2019年7月24日から、間もなく誕生日を迎え30歳になります。30歳という区切りは私にとって物凄く強烈で、「お前は必死に人生を生きているのか?」と突きつけられているような気持ちになります。

みなさんはどうでしょうか。自分の人生を「生きて」いますか?それが、上手くいったとしても、上手くいかなかったとしてもそれもまた人生。

私も近い将来、過去を振り返った時に「大変だったけどあの頃は生きるのに必死だったなぁ。」そう言える日を想像して、今日も必死にもがいて生きようと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。