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O2Oマーケティングとは?その種類と有効的な活用方法をご紹介

O2Oマーケティングという言葉をご存知でしょうか?
インターネットが普及した近年、O2Oマーケティングが非常に注目されています。
言葉自体を聞いたことはあるけれど、詳しくはよくわからないという方も多いのでは?
そこで今回は、O2Oマーケティングについての種類や活用方法をご紹介いたします。

O2Oマーケティングとは?

O2Oとは、Online to Offlineの略 オンライン(ウェブサイトやアプリなど)からオフライン(店舗など)での行動を促すことを言います。たとえば、オンラインで何らかの情報やインセンティブを与えることで、オフラインでの商品購入やサービス申し込みなどを行わせることをいうことが一例にあげられます。インターネットが普及した近年では、こういった施策は即効性があり、短期的・中期的な効果のあるマーケティング施策として活用されることが多くあります。リアル店舗やwebサイトなど、あらゆる接点を「顧客中心」に連携させるという意味ではオムニチャネルマーケティングの一形態ということも言えます。

O2Oマーケティングの種類

O2Oマーケティングにはいくつかの種類があります。
ここでは、代表的なO2Oマーケティングの種類を5つに分けてご紹介します。

1.クーポン型

Webサイトやアプリで、店舗での商品購入時・サービス利用時に利用できる割引クーポンを発行することで、リピート率をあげ顧客獲得につながります。また、クーポン型はWebサイト上でクーポンが発行できるため、新規顧客の取得につながりやすいでしょう。

2.GPS(位置情報)型

スマートフォンや、スマートウォッチに内蔵されている、GPS機能を利用する方法です。
現在地近くに店舗があることや、その店舗で実施中のキャンペーン情報などをプッシュ通知でお知らせして来店を促すといった方法があります。現在地近くの店舗からの情報を得ることで、顧客はお得感を得られることができ、スムーズに来店に促すことができるでしょう。

3.SNS連動型

SNS連携型は、TwitterやFacebookなどの、SNSツールを用いたコミュニケーションが主流となった現在では、「『#〇〇』」というハッシュタグをつけて、ツイートしよう/インスタに投稿しよう」 といった形で行われており、顧客側の口コミなどを利用して、集客を行う方法です。企業側が発信する方法よりも、リアルな口コミを顧客側が得ることができたり、拡散が行われることで顧客の信頼を得やすく短期的な効果を実感しやすい方法の一つです。しかし、SNS連携型は、消費者による拡散が大きなアプローチ方法となるため、企業側が拡散をしやすくする“仕掛け”を組み込むことが重要となってきます。

4.QRコード型

QRコード型は、飲食店のテーブルや、アパレルショップのレジなどに、会員用サイトやアプリにリンクするQRコードを設置しておいて誘導を促すパターンです。同時にポイントカードなどと連携させることで、再来店やwebサイトでのリピートを促し、集客につなげる方法です。

5.ゲーミフィケーション型

ゲームの様に達成感などを刺激し、店舗へ行くことを楽しみとした方法です。
「店舗に行くことでポイントを取得できる」「購入額が増えるとランクアップする」など、やり方は様々ですが、楽しみながら実店舗へ誘導することができます。

O2Oマーケティングの有効的な活用方法

O2Oマーケティングを取り入れるうえで、有効的な活用方法は以下の通りです。
今回は、2つの方法をご紹介いたします。

その1:ECサイトユーザーに来店を促す

ECサイトユーザーに、アプリダウンロードを促すGPS情報を活用して、店舗近くを訪れた際にポップアップを表示させ、特別クーポンを配布することで来店を促す方法です。“表示特別クーポン”をポップアップとして表示することで、リアルタイムでクーポンを確認することができ、実店舗への誘導を行いやすいというメリットがあげられます。同時に、近隣店舗の在庫表示などを行うことで消費者が利用しやすく定着しやすいというメリットもあるでしょう。

その2:来店客をオンライン購入に誘導する

レジ横に、会員向けアプリへの誘導用QRコードを設置し、会員登録を促す方法です。アプリ上でのオンライン購入に誘導するオフラインに加えて、オンラインでの購入で、購買単価をあげる目的があります。この方法と同時に“会員限定クーポン”などを用意し“プレセール”などを設けることで、集客を呼びかける方法としては、非常に有効的でしょう。

まとめ

スマートフォンが普及したいま、O2Oマーケティングは欠かせません。様々な種類や活用方法があることを理解したうえで、実践してみることが重要となってきます。また、複数の方法を上手に組み合わせることで消費者のニーズに合わせて、大きな集客得ることができるでしょう。