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(3/3)アンガールズ田中が語る「テレビで売れる方法」。面白い&賢いと言われるその理由。

ビズタスク編集長のSeinaです。いよいよ、アンガールズ田中のテレビで売れる方法シリーズも最終回。記事を読んでくださった方からも動画見たけど面白かったよ!という反応をいただき嬉しい限りです。

最終回はどのような展開になったのか、その動画の内容をまとめました。

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シーンに応じたコツ

編集でカットされないコツ

晴れて収録に参加できたとしても、実際の放送で使われなかったら相当なショックを受けることでしょう。

よくテレビでも、OAを見たらほとんどカットされて使われていなかったという発言を耳にします。アンガールズ田中いわく、ゴールデン番組であれば大御所の人と絡めればほぼほぼカットされないらしい。

その理由を、「芸人同士でわーわー絡んで盛り上がっているよりも、お茶の間が誰でも知っている人と絡んで笑いが起こっている方がスタッフはその映像を残したい」と語ります。

“スタジオが爆裂に受けた時よりも、大御所が絡んだ中笑いの方が残る”ようで、かつ大御所には天然の人が多いという独自の分析を加えています。

「そういった人はチャンスで、天然発言を見逃さずにガツンと突っ込むと、本人も意外と笑ってくれる。」という考察をしています。そんな田中もVTRを見てからスタジオでコメントする番組には難しさがあると話します。

“こういう番組で使われる尺は30秒、下手したら15秒しかない中でオチがつく話をする必要があり、7~8秒でオチがついて誰かがそこに絡める方が残る”ここでもディレクターが欲しい絵を熟知し、具体的な秒数レベルで自分が何をしなければならないかを明確に理解していることがわかります。

ロケのコツ

ロケを行う時のコツもまた別で、カメラの台数が1台という状況を理解した上で、このカメラマンが欲しい画を取る必要があると説明します。

ここで強調されているのは“カメラの通る道を必ず作る”ことで、欲しい画を撮らせる間を与えたり、お店に入店する時にドアを開けて部屋の奥を撮影できるようにしており、具体的なテクニックをこれでもかというほど紹介しております。

田中のコメントの中で度々発言として出てくるのは“画を作る”という言葉。常にカメラに納まる画を意識しながら、自分の立ち位置を変える。「そうするとカメラマンが喜んでくれます」と発言し、相手視点を徹底していることがあらゆる発言を通して伝わってきます。

また、1人ロケではボケ・ツッコミ・リアクション全てが求められ、ボケ過ぎてもダメだしきれいな景色を見たときに良いリアクションができるかどうかも大事!と言います。

Aマッソに対して、「二人は斜に構えてるからこんなリアクションできないだろ、やってみろ」と言って二人に実演させるのですがこれにもまた感心させられました。

このシリーズを3回見ていて気付くのは、アンガールズ田中がAマッソに一定の時間毎に本人達がボケたり、リアクションをするためのフリをしているのです。

つまり、画作りの重要性を後輩芸人に説きながら、その収録で画作りをしているということです。全体を通して、田中が話す時間とAマッソがリアクションする時間が丁度良く、視聴者としても全く飽きません。

“井森美幸さんや柴田理恵さんがずっと同じポジションで生き残れるのは、これらが出来ているから”と語り、何故あの人はずっとテレビに出続けることができるのか?という問いを常日頃から立ててアンテナを張っているのではないでしょうか。

そして最後にそもそも「そもそも我々はロケをさせていただいている」と話しており、これだけ売れても驕らずに謙虚でいることからも田中が生き残っている理由が分かります。

企画を締めくくる際に放った一言

今回の企画を締めくくり、田中がAマッソに為になったことはあったか?を問います。それに対してAマッソ加納が

“めちゃくちゃありました。5年後に田中さんの仕事全部取ります”と発言すると田中は、

「テレビの仕事なんていくらでもある。5年後に俺の仕事を取ってもいいけど、俺はその時また別の仕事をやってるよ。俺の仕事を全部取ることは無理!」と返して番組が終了。かっこよすぎます。

これだけ自信を持って発言できるのは、自分がテレビという世界で戦い続け、観察と分析を繰り返してチャレンジし続けたからでしょう。売れるべくして田中は売れた、私はそう確信しました。

田中が演者として優れている理由

全3回の動画を見て、私が感じたアンガールズ田中が優れている点を整理してみます。

・常にディレクターが求める「画作り」に貢献している

・お茶の間で見ている人がどういう状況化を踏まえて自分の演じ方を変えている

・撮影時の状況やシーンに応じて自分の演じ方を変えている

・自分が話すトーク内容を予め準備していつでも話せるようにしている

・時間を意識し、与えられた尺の中で最大限のパフォーマンスを発揮している

・自分がどう映るかではなく、相手が何を求めているか、から常に発想している

・番組を盛り上げるというコンセプトをもって撮影に臨んでいる

・自分が出演する放送時間帯や曜日などを事前にチェックしている

・一回一回の仕事をチャンスと捉え、与えられた機会を最大限活かそうとする

・共演者に敵対意識を持たず協力しようと努める

・観察と分析を繰り返し、仕事の質を常に高めようとしている

・生き残り続けている芸能人から技術を盗んで活かそうとしている

・自分はプロフェッショナルであるという自覚を持っている

・自分の仕事に絶対的な自信を持っている

・常に謙虚な気持ちと姿勢を忘れない

細かく挙げたらきりがないくらい出てきます。自分だったら間違いなく、高い報酬を支払ってでも起用したいなと思うでしょう。ビジネスにも共通して言えることばかりです。

まとめ

3回にわたって動画を記事にしたのですが、毎回毎回感心させられるばかりで本当に驚きます。因みに、動画を見ていただければわかりますが、手元に原稿を用意しながら話しているのである程度話す内容を整理して臨んでいるのでしょう。

私たちも仕事上、プレゼンを行う機会やセミナーの講師を務めることがあると思います。自分がプレゼンをしている姿を想像しながら、カメラマンが欲しい画を感じ取って立ち回ることができるでしょうか?想像するだけでも大変です。

NHKの人気番組“プロフェッショナル~仕事の流儀~”を見ているような、そんな気持ちにさせられました。ぜひ皆さんも動画を見ていただき、実生活に取り入れていただけたら幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。

追記

(1/3)アンガールズ田中が語る「テレビで売れる方法」。面白い&賢いと言われるその理由。

(2/3)アンガールズ田中が語る「テレビで売れる方法」。面白い&賢いと言われるその理由。


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この記事を書いた人

Seina
独立と同時期に離婚を経験し、フリーランスとして半年ほど過ごした後、法人化。著書に「分かりやすい提案書の3RULE5DESIGN」「今さら聞けないテレアポのキソキホン」など。地元・横浜での立ち飲みがマイブーム。

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