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SNSマーケティングを最大限に活かすその種類とポイントは?

「SNSをビジネスで活用したいけれど、どれを選んだらいいのか?」「炎上などのリスクを考えると気が引ける…」など二の足を踏んでいる方もいるのではないでしょうか。注目される企業は、少なからずSNSマーケティングで成功しています。ではどのSNSを使えばいいのか?そのポイントは?今回ビズタスクでは、SNSマーケティングの種類と活用ポイントについてご説明します。

そもそもSNSとは?

SNSとは「Social Networking Service(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)」の略称で、インターネットを介して人との繋がりを重視した会員制サービスです。趣味や嗜好・地域・職業などによる共通点から交流を広げていくコミュニケーションツールであり、交流範囲や投稿スタイルによってSNSを使い分けているユーザーもいます。

SNSマーケティングとは?

SNSを利用して企業や広告の宣伝をすることです。ユーザーの関心を高め商品の認知度・共感を拡散させることにより、最終的に企業の利益になるような活動をすることです。企業が広告を打ち出すだけの一方通行なやり方ではなく、企業・ユーザーそれぞれが情報を発信できます。そのため、SNSを利用することでユーザーの欲求やリアクションを企業が知ることができ、ユーザーは企業に商品やサービスのリアクションを発信できるのです。
ではどのSNSを利用すればいいのでしょうか?SNSマーケティング活用に利用される主なSNSを見てみましょう。

マーケティングに活用されやすいSNS 4つ

Facebook

世界最大のSNSであり、登録するには実名でないといけません。出身地や出身校の項目があるので旧友の繋がりを求めるために利用するユーザーもいます。年齢層は30~50代と比較的高めで実名登録の影響もあり、炎上リスクは低めです。公式SNSアカウントとして利用している企業が多いです。

Twitter

1回の投稿で140文字(英語では280文字)という文字制限があるため、短い言葉で人々の共感を得て交流を広げていくSNSです。良くも悪くも拡散スピード率は他のSNSと比べて非常に高く、そのぶん炎上リスクも高めです。年齢層は10~50代で、年代が上にいくほど男性が多い傾向です。あまり深く考えずに投稿できるため、ユーザーとの距離も近いイメージです。

Instagram

写真・動画の投稿を中心とし、視覚的な共感を求めたSNSです。「インスタ映え」という言葉からファッションや音楽、おしゃれな食べ物などの投稿が共感されやすい傾向です。年齢層は20~40代で女性が多め。投稿画面からオンラインショッピングができるので多くの小売・アパレル企業がアカウント開設をしています。写真付きの投稿なのでユーザーからの反応が分かりやすいのもメリットです。

LINE

メールの代わりに利用する人も多いLINEですが、この4つのSNSの中ではアクティブユーザーがもっとも多いSNSです。「LINE@」というビジネスアカウントを開設すると、LINEで「友達」に追加したユーザーに一括でメッセージやクーポンを配信できます。新規の顧客狙いよりもリピーターを増やしたい企業が多く利用しています。

SNS別マーケティング活用ポイント

上記のSNSはユーザー層や発信するスタイルなどそれぞれ違いがあります。SNS
マーケティングをうまく活用するポイントは、スタイルが違うSNSを使い分けることです。ユーザーからのフィードバックや拡散の仕方もSNSによって違うため、よりユーザーの共感を得る材料を集めることができます。それが自社の認知拡大と、ユーザーの購買意欲に繋がるのです。では何を基準にしてSNSを使い分ければいいのでしょうか。

SNSマーケティングの活用法(SNS別)

Facebook

Facebookを利用しているユーザーの年齢層は高めで、仕事前の朝や仕事終わりの夕方から夜にかけて利用するユーザーが多いです。フィードには時系列で表示されず、友達の投稿、または友達がシェア・いいね!・コメントした投稿が表示されます。Facebookの拡散方法は「シェア」です。影響のある人が投稿に「シェア」をすると拡散されやすくなります。実際の友達など、面識がある人との繋がりが中心なので「位置情報」をつける投稿も多いです。そのためイベントやユーザー参加型の催しなどの投稿には「シェア」される確率がさらに高くなり、そこから企業の認知度向上がアップします。

Twitter

「思ったことをつぶやく」というスタイルなので、情報の新鮮さがもっとも顕著にでるSNSといえます。フィードには時系列で表示されるため、ユーザーの稼働率が高い時間帯を把握する必要があります。Twitterユーザーは年齢層が広めで、夜中でも反応するユーザーは多くいます。Twitterの拡散方法は「リツイート」です。一見堅そうな企業がくだけたツイートをするとそのギャップに親近感を覚え、リツイートされるという例もあります。リツイート次第では全く関係ないユーザーにも届きますので、一度炎上するとものすごい速さで拡散されてしまうというリスクがあります。

Instagram

Instagramはフォローをしていないユーザーの投稿はフィードに表示されないので、ハッシュタグを多用する投稿が目立ちます。トレンドを意識したハッシュタグを入れて投稿すると、ハッシュタグ検索から閲覧するユーザーも多くいるため、ユーザーの目に留まりやすいです。Instagramの拡散方法は「リポスト」です。そのほかインスタグラマー(フォロワー数が多いかつ影響力がある人)の投稿による商品やサービスの認知拡大(リポスト・フォロー)を狙って、企業側からインスタグラマーに投稿依頼をするケースもあります。

LINE

LINEはユーザーの利用率が高いため、発信した内容が直接ユーザーに届きやすいというメリットがあります。しかし、ユーザーが必要ないと判断した場合は簡単にブロックされてしまうデメリットもあります。よく使うLINEだからこそ不快に感じるものは省きたいというユーザーの心理も意識しましょう。LINE@ではユーザー参加型のイベントやクーポン・抽選などのキャンペーン配信をしていき、ユーザーと企業の繋がりを強くしていきます。

まとめ

あくまでもSNSを活用することが目的ではなく、自社の利益のためにSNSをどう活用すべきか、という意識が大切です。そのためには
SNSの特性ごとに使い分けること
SNSの特性に見合ったアプローチをすること
利益の目的を明確にすること
SNSは企業が直接ユーザーに自社の広告を届けるサービスと言っても過言ではないでしょう。それぞれのSNSの特徴を見極めてユーザーと継続的にコミュニケーションを図ることが、企業との繋がりを高めていくのです。